1 男性の育休ってどれだけ取れるの?
2 休む期間はどうやって決めればいいんだろう?
3 実際に育休取った人の体験談が聞きたい。
男性育休の場合、育休を取ることよりも期間で悩むことの方が多いですよね。なぜなら法律上休む期間が原則1年以内と決まっているだけで、後は本人次第だから。
そこで、社内で初めて3ヶ月の育児休暇を取った僕がおすすめする男性の育休期間のベストをお答えします。
最初に結論を言うと、もしも自由に育休期間を選べるなら、6ヶ月が1番おすすめです!
そもそも男性はどれだけ育休を取れるの?
法律上の決まりは原則1年。
ただし、夫婦共働きで、どちらも育休取得する場合は、最大1年6ヶ月まで取ることができます。
リンク厚生労働省
自由に育休期間を選べるなら、6ヶ月が1番オススメ!
僕がもし自由に育児休業の期間を選べるなら、6ヶ月を選びます。その理由は3つあります!
理由①育休手当が6ヶ月超えると67%→50%に減るから。
育休期間を男性が選ぶ上で気になるのは、やっぱり「お金」。
奥さんが産休育休中で、自分まで休んだら、家族の稼ぎ手がいなくて困りますもん。
そんな育休中に、雇用保険から貰える手当が「育児休業給付金」です。
金額の計算方法は、
育休に入る前6ヶ月の給料を平均した額÷30日✖︎67%✖︎育休で休んだ期間
となります。
この支給額、育休中ずっと同じ額ではありません。
育休期間6ヶ月まで→67%
育休期間6ヶ月超えると→50%
にまで減額されます。
例えば、
育休前の平均が250,000円の人が、
6ヶ月まで育休取った時の1ヶ月あたりの給付金は、
250,000円÷30日×67%×30日=167,500円
6ヶ月超えてからの1ヶ月あたりの給付金
250,000円÷30日×50%×30日=125,000円
167,500円-125,000円=42,500円のマイナス
となります。
同じ休みなのに、ここまで差額が出てくると大きいですよね。
理由②離乳食を食べ始め、育児スタイルが変わるタイミングだから。
生後〜5ヶ月までは、母乳とミルクしか飲めなかった赤ちゃん。
母乳は、パパが出来ることはほぼありませんし、
ミルクは、5ヶ月にもなるとそれまで何百回と作って飲ませる機会があるので、子育てに積極的なパパは、もう慣れたものです。
ですが、生後5,6ヶ月ごろになるとスタートする離乳食で、慣れてきたと思った育休は、またグッと難易度が上がります。
離乳食全然食べません
これまで母乳やミルクの水分しか摂っていなかったところに、新しい味、食感の離乳食は、最初全然食べてくれません。
たくさんの種類を食べさせるのが大変!
母乳・ミルクは、選択肢が1つしかないので、選ぶ必要がありません。
現代っぽく言うと、食のミニマリストみたいな。
それが離乳食になると、おかゆから始まり、野菜、タンパク質系と、食べさせる量も種類も少しずつ増やす必要があります。
info
子供のアレルギー発生をなるべく抑えるためにも、たくさんの種類を少しずつ、口から摂取するのがいいそう。
もちろんパパだけでなく、ママと協力しながら離乳食をスタートしていくとは思いますが、離乳食のスタートを育休の6ヶ月の間にしておくと、余裕持って始められます。
理由③3ヶ月でもあっという間だったから。
僕は3ヶ月育休を取りました。
周りに話を聞くと、長くても2週間。少ない人は出産日から2、3日なんて人ばかりなので、3ヶ月でもすごく驚かれるほど。
それでも3ヶ月取った僕の感想としては、
「本当にあっという間でした」
コロナ禍ということもあり、何か特別なことはしてません。
ただただ、家族3人で過ごす。
子どもの成長を見守る。
それだけで本当に幸せな時間でした。
(実際3ヶ月育休のリアルレポートは別記事にて)
じゃあ4ヶ月?5ヶ月?というのは、かなり中途半端でしょう。
となると、次の区切りで6ヶ月・半年間となると、周りにも伝えやすいのですし、正直なところ、周りからすれば3ヶ月〜6ヶ月まではほぼ同じ体感です。
2週間越えると、ちょっとハードルが上がり、6ヶ月を超えるとグンとさらに高くなる、そんなイメージ。
僕が3ヶ月の育児休業明けに復帰した日も、
「えっ?もう3ヶ月経った??」
そんな反応ばかり。それならもっと取っておけばよかったなあと後悔してます。
なぜ3ヶ月しか取らなかったの?
僕の場合は、仕事の区切りで決めました。
そもそも男性育休の場合は、出産日からつなげて育休を取る必要はありません。
だから僕も、出産してから1ヶ月〜3ヶ月間の育休を取りました。
男性だからこそ、フレキシブルに、仕事の区切りに合わせて育休を取れることを知って欲しいです。
まとめ
皆さんは夏休みはどうやって過ごす派でしたか?
僕は初日から休みが終わる1週間前まで全力で遊んで、残りでまとめて宿題をやるタイプでした。
何が言いたいかというと、休みは何日あっても足りないということです。
育休という、お金ももらえて、周りからも祝福されて、法律で決められた休みを堂々と取れる、なんて機会は、一生にあるかないかです。
かと言って長く取れれば取れるほど、有意義に過ごせるかと言うとそうでもありません。
大事なのは、期間よりも一日一日をどう過ごすか。
ソファに寝そべってダラダラ子育てするのか、
子供と触れ合って遊んだり、出産後の妻の代わりに家事を覚えたりするのか。
かと言って、育休期間が短すぎると、何もできないまま終わってしまいます。
僕は3ヶ月しか取れませんでしたが、これから育休を取れるチャンスがある方は、ぜひ、なんとかして6ヶ月育休取得にチャレンジを!
今後も育休取得に向けた関連記事、育休取得に具体的に何をしたらいいかなど、ブログで発信していきますので、良ければまたご覧くださいね!
本 君たちはどう生きるか
セネカ 生の短さについて